ネパールの視覚障害者を支える会 NBSA
会員の皆さん 支援者のみなさん お元気ですか
今年は申年 猿の話題から始めます ネパールで一番有名な猿はハヌマーンという猿 この猿はたいそう勇敢で猿の王者 強い軍隊を指揮していたそうです 古代インドの壮大なフィクション「ラーマーヤナ」にそのように書いてあります この物語は7編4000頌ですが 簡単に言ってしまうとコーサラ国の王子ラーマーが 妻のシーターが魔王に誘拐されたので 猿王ハヌマーンの力を借りて救出するとうい話です 猿軍団はいわばレスキュー隊だったのです 桃太郎の鬼退治にも猿が同行しますね そもそもこの日本民話はラーマーヤナが原型とも言われていますが 猿はこれまた優秀なサポーター役で キジや犬といっしょになって少しおっとり育ちの太郎君を助けています 中には猿カニ合戦のように渋柿をカニに投げつけて紛争の種となった猿もいましたが 南アジア 東南アジアでは猿はよき人間の味方 そして協力的な動物として描かれるケースが多いようです
2004年そんな協力的なサポーターやボランティアが当NBSAにも出現するよう 願っています 皆様のお力添え今年もよろしくお願い申し上げます
さてこの猿とネパールの関係にもどりますが カトマンドゥにはかなりの数の野生の猿が生息しています 外国人は野生の猿が珍しいので ついつい餌をやってしまう そこで猿も食べ物に不自由しないよう自然と観光地に群がっているのです その筆頭は舎利塔のあるスワンヤンブナート ネットニュースや会報でスワヤンブーナートをモンキーテンプルと何度か紹介しましたが 圧倒的な所帯数です 何家族の猿が共同であちこちに住んでいます それから森がバックにあるヒンドゥー寺院のパシュパティナート どうやら猿の社会に宗教はあまり関係がなさそうです NBSAの友交トレッキングやスタディーツァーに参加される方はかならず訪れる2大聖地です ネパール滞在中には何度もお猿さんに会えるはず 期待していてください
怒れる教師たち
2004年1月8日
教職員組合の先生たちが 教育 体育省前で激しいストライキを行い 教員約500人が逮捕されました NBSAがたまたま現場付近にいたのですが 教師たちはかなり過激にデモを続けていたそうです 教育 体育省は観光地区タメルに近いので 英語のビラがばら撒かれ 全ての児童に教育を 教育の無償化などを要求していたそうです 女性の先生たちもサリーを引きずりながら必死に訴えている姿が痛ましかった とスタッフが言っていましたが 翌日様々な新聞でもこのことが報道され なぁんだと思いました 確かに先生達は教育の平等化も訴えていましたが 教員採用項目などの柔軟化なども要求項目に掲げてあるのです 教師と言えども人の子 ご飯を食べ家族を養っていかねばなりません ネパールだと田舎の教師は聖職者並に尊敬を受けますが 都会の公立の教師はたいした尊敬も受けず 薄給で我慢をしなければなりません そんな鬱憤もあったのでしょうねー
おばあちゃんご苦労様でした
1月20日 ヒマラヤン・タイムズより カトマンドゥに隣接するバクタプル市在住のリワティ・スベディさん116歳が 前日なくなりました スベディさんはネパールの住民登録者の中では最高齢の女性でした おばあさんは 私は5世代の子孫たちを見てきました 本当に幸せね と語ったそうです うーん ひとりの女性から5世代というのはすごいですね おそらくネパールで典型的な 早婚家族が受け継がれていたのでしょうね スベディさん 天国ではさらにお幸せにお暮らしください
NBSA カトマンドゥ
日本・ネパール友交トレッキング、大変好評 申込はお早めに!
2004年3月5日(土)〜3月16日(火)を予定 費用 24万円
国際 国内線の航空運賃 トレッキング料金 コックを伴うキャンプ 各所施設見学料金 カトマンドゥ ポカラの宿泊費などが含まれます
詳しい情報はNBSAホームページをご覧下さい:http://at.sakura.ne.jp/~ilte/nbsa/
日本連絡先 : 上田 佳代子 E-mail: ilte@at.sakura.ne.jp