――― NBSAネットニュース 2014年1月号 ―――
ネットニュース読者の皆様
新年明けましておめでとうございます 本年が皆様にとって良い年となりますよう 心よりお祈り申し上げます
さてネパールでは 西暦での新年が 国民の休日になってから数年経ちました ところが なぜか一般家庭で祝われている形跡がないようです 唯一カトマンドゥの外国人街 タメル地区だけは毎年 盛大に新年が祝われ 旅行者や旅行代理店のスタッフが入り乱れて華やかな雰囲気をかもし出しています なにはともあれ 年が明けるのはなぜか嬉しく そして日本人にとっては なぜかほっとするもの ではないでしょうか おそらくのんびりと過ごされた方も多かったと思います
改めて 新年おめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします
■12月の定例活動報告
@オーディオライブラリ事業 トーキングブックの作成大快挙
大学生用の教材のほか小説の音声化 先月はなんと8冊を達成しました
暖房設備のない室内で 湯たんぽを抱えての 読み上げ作業です スタッフそして ボランティアの方々 本当にありがとうございました
A点字マガジン 休刊中
現在点字タイピスト募集中
■その他の事業
12月3日 国際障がいの日
障がい者の平等の権利などを訴え より多くの人々に理解を求める日
日本ではあえてこのようなしなくてもよい と考える人が多いので 取り立ててデモ行進などしませんが ネパールでは 特に肢体に不自由な人々の間では重要視されているようです 私たちは 連帯の意味を兼ねてデモ行進に参加してきました
12月5日 国際ボランティアデー
本来 ボランティア精神の高揚を促す国連などのイベントですが NBSAはすでにボランティアをしてくれている人たちの 労をねぎらう日にしています ネパールにはいまだにボランティア精神などが発達していないので 何か手伝ったりすると労賃を請求する人が多いのですが NBSAのボランティアには通常交通費だけしかお支払いしていません そこで1年に1度だけでも労をねぎらおうと 軽いスナックパーティーのような集まりをします 今年はまたいたって質素でしたが ボランティアさん達への感謝の気持ちは通じたように思えました
●現地ボランティア募集中
すでに何度かお知らせしましたが NBSA は常にボランティアを募集しています 国籍問わず ネパール語の音読ができなくてもかまいません 来年度から独立するNBSAの運営部門を現地で お手伝いしていただければ幸いです 立候補 お待ちしています
nbsa@mail.com.np 渥美
■カトマンドゥ 生活事情
●計画停電 1月15日から11〜12時間に延長された
●水の配給 1日3時間
■ネパールのニュース
お釈迦様の本当の誕生日はいつ?
釈迦生誕地として有名なルンビ二で これぞ と思われる新しい遺跡が発見された これまでルンビニ公園などで それらしき遺跡 つまりどのように使われていたかわからない深い井戸 壁画を見たことがあるが 何度行っても 発掘の進展を見たことがなかった 発掘って相当難しいのだと思っていたが 先ごろ 遺跡の発掘が急ピッチで進んだようだというニュースが入った
2013年11月26日 ワシントン DC米国 のニュースによると ルンビニにあるマヤデビ寺院 釈迦が生まれたとされる場所の地下壁を前にして瞑想する巡礼者たちの姿があるという インドとの国境に近いネパール南部のルンビニで 仏教の開祖である釈迦が生まれたとされる場所で木造建築物の痕跡が新たに見つかった これは紀元前6世紀頃のものとみられ 考えられていたより2世紀も早く釈迦が生きていたことを示す証拠であるかもしれないという 考古学者らが25日に発表した
古代の宗教的な木造建築物と考えられたこの遺構は 仏教徒にとって非常に重要な寺院であるマヤデビ寺院の敷地内で発見された レンガ造りのマヤデビ寺院とデザインの面では似ているものの この遺構には何もないスペースが配置されており そこからかつては木が生えていたとみられている おそらくここには釈迦が生まれた場所に生えていたとされる 木があったともみられる 考古学者のロビン コニンガム氏は これは いつ釈迦は生まれたのか また彼の教えが発展し 信仰として根付いたのがいつなのか という 長い長い間交わされてきた議論の手がかりになるかもしれないと語った
■チトワンでゾウさんの美人コンテスト
2013年12月30日12時39分 カトマンドゥポスト
ネパールのチトワン郡 ソウラハ村で開催の チトワン エレファント フェスティバルの一環として行われたイベント チトワンで一番美しい像を競う 言わばゾウさんのミスコン チトワンはネパールの国立公園の中でも垢抜けた自然公園 5日間の日程で行われたそうだが 他にゾウによるサッカー大会や ゾウやウマ ウシのカートレースといったイベントが盛りだくさんだったようです チトワン楽しいですよ 動物が好きな人は ぜひ一度訪ねてみてください
ネパール ミニミニニュース
12月13日の金曜日朝 ナガルコットのホテルビューポイントで中国人旅行者2人が死亡しているのが見つかった グループ8人で前日から宿泊していたらそうだ 暖房器具不具合のガス中毒か?
12月14日 入国前にオンラインビザ申請を済ませておくと 通関の入国手続きが10分以内に終わるそうだ しかし順番が来るまでは時間が掛かりそうな気がする ネパールの通関システム 本当によく変わりますね〜
12月14日 ツーリストバス運行会社 マウンテンオーバーランドはカトマンドゥからポカラからチトワン間でWiFiサービスを始めたそうです う〜ん大自然の中にいてWiFiですか かえって興ざめの気もするが 所有バス6台にWiMAX装置(ネパールテレコム)を取り付けた 料金は無料との事ですが
■ネパール関連ニュース他
2014年1月14日
アンナプルナ保護区域でトレッカー追跡システム稼働 行方不明者の発見が容易になるそうです
■ゴビンダ マイナリ氏 獄中日記出版へ 東電事件で審判無罪
1997年の東京電力女性社員殺害事件で再審無罪が確定したネパール人ゴビンダ プラサド マイナリさん(46)が 日本での約15年にわたる獄中生活の体験や心境などをつづった手記を月内にもネパールで出版する
関係者によると ネパール語で書かれた手記の題名は「不運の15年」 不眠に悩まされ睡眠薬を服用していた刑務所での日々 事件の取り調べ担当者や刑務官などから受けたとする暴力や暴言などについて記している 手記は マイナリさんが収監されていた横浜刑務所で書いた10冊以上の日記のほか 家族や支援者らに宛てた千通以上の手紙などが基になっているという
マイナリさんが刑務所で暴行を受けたとしていることに対し 昨年6月 滝実法相(当時)や法務省矯正局は暴行の事実は確認されなかったと否定している
■インドが インド開発銀行 設立を検討 インド新聞2013年12月26日
インドは現在 南インド開発銀行の設立を検討している 商工省通商局の幹部がこのほど 明らかにした 南アジア地域協力連合本部(SAARC)は ネパール カトマンズ域内のインフラ整備を促し 域内の貿易を活発化させるのが狙い SAARCはインド パキスタン アフガニスタン ネパール ブータン バングラデシュ スリランカ モルディブの8カ国で構成する地域連合で 1985年に発足 当初は7カ国だったが 2077年にアフガニスタンが加盟した
2014年1月22日
文責 渥美 資子
住所:千葉県柏市 松葉町 6−8−1 (電)04−7136−0505
(ポコアポコ気付:ネパールの視覚障害者を支える会)
ホームページ http://NBSA.sakura.ne.jp/
本会の活動や最新版の会報誌を更新しています ぜひご覧ください
NBSAネットニュースは音声パソコン対応編集をしていますが お聴き苦しい点がありましたら yorikonepal@hotmail.com へご連絡ください
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ネパールの視覚障がい者障害者を支える会
Nepal Blind Support
Association (NBSA)
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維持会費:個人会員年間6,000円 協力会員年間3,000円
法人会員年間15,000円
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(ネパールの視覚障害者を支える会)
(Nepal Blind Support Association NBSA)設立2002年3月1日
当会は皆様のご支援を頂いて 設立12年を迎えました
主な事業は様々な本や教科書を音声化し 視覚障がい者の娯楽や勉強に役立て 将来の自立に向けたサポートを行っています 現在ネパールには視力に障がいのある小学校教員が400名ほどいて 皆 自活の道を歩んでいます 中にはNBSAの奨学金で大学を卒業した人もいます 今後とも皆様のご支援賜りますよう お願いいたします 一般会費 一ヶ月500円 年間6000円
●NBSAネパール現地からのお願い
Nepal Blind Support Association Kathmandu Nepal
ネパールの視覚障害者を支える会の変革と よりいっそうの発展を手伝ってくれる人を求めています
日本の皆様が設立してくださった ネパールの視覚障害者を支える会の支援は 本年の3月31日を持ちまして終了される予定です 10数年以上も続いた皆様の心温かいご支援で ネパールの視覚障がい者の教育や自立が著しく向上し さらに点字による隔月情報誌の発行も実現し 実り多き人生を感受させて頂きました ここに改めて御礼申し上げます
さて 私たちは来年度から独り立ちしますが 管理や運営に面が まだまだ未熟であり 資金面でも相当苦しくなること必定です ネパール国内の支援者 及び途上国援助を行っている外国の団体にも この危機訴えていく予定ですが 今後日本の会員 支援者の方々でどなたか 運営に参加 もしくは寄付金等賜れば幸いと存じ上げます
日本のNBSAの閉幕はまだ先ですが 引き続きの御援助 並びに指導を賜りたく存じます 今後ともよろしくお願い申し上げます
ネパールの視覚障害者を支える会
現地会長 オム プラカス (Om Prakash)
備考 また 正規会員及び支援者の方々には 会報にてこのお願いの書面を送付いたしました 内容が一部重複しますがお許しください